2014年8月 1日 (金)

展覧会「下川凹天と日本近代漫画の系譜」と、8/10トークイベントのお知らせ

■戦前を代表する漫画家の1人であり、日本で最初にアニメーション映画を作った下川凹天(しもかわ・へこてん/おうてん)を中心に、日本近代漫画の歴史を俯瞰する展覧会が開催されます。
・期間:2014年8月9日(土)~10月5日(日)9:30~17:00(入場は16:30まで)月曜休館
・会場:川崎市市民ミュージアム(アートギャラリー3)入場無料

■オープニングイベントとして、8月10日にトークイベントが開かれます。
・期日:2014年8月10日(日)14:00から
・会場:川崎市市民ミュージアム(3階ミニホール)
・出演:野田謙介(展示構成)、夏目房之介、佐々木果
 ・入場無料、定員40名(当日先着順、申し込み不要)
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【展覧会の概要】

■天才か、奇人か!? 日本で最初にアニメーション映画を作った漫画界の風雲児・下川凹天

下川凹天(しもかわ・へこてん/おうてん 明治25/1892年~昭和48/1973年)は、明治末から昭和にかけて、多くの新聞や雑誌などで活躍した漫画家です。また、日本で最初にアニメーション映画を作ったことでも知られ、大正6(1917)年に『凸坊新畫帖 名案の失敗』『芋川椋三 玄関番の巻』などの作品が公開されました。戦前を代表する漫画家のひとりとして、数々の足跡を残しています。
大正時代には、ヨーロッパのカリカチュアの画風に影響を受けて、日本に「似顔絵漫画」という分野を切り開き、人気を集めました。また、昭和に入ると、当時流行し始めた新聞連載4コマ漫画の分野の代表的な描き手としても活躍し、『男やもめの巌さん』『剛チャンの人生日記』(讀賣新聞)などの作品で広く知られています。
下川凹天は昭和48(1973)年に満81歳で没し、後にその遺品の多くは、川崎市市民ミュージアムに収蔵されました。そこには原稿類のみならず、日記や収入の記録など、当時の漫画家の生活をうかがい知ることのできる貴重な資料の数々が含まれています。これらの資料は、学習院大学と川崎市市民ミュージアムの共同研究として整理が進められ、この度その活動の成果の一端を展示の形でご覧いただけることとなりました。下川凹天と、彼の活躍した戦前漫画の世界の魅力に、ぜひ触れてみて下さい。

【特別上映・仮想復元版アニメーション「芋川椋三とブル」】

■よみがえる日本最初のアニメキャラクター「芋川椋三」

下川凹天の制作したアニメーションは、残念ながらフィルムの現存が確認されていません。ただ、作成した「芋川椋三」シリーズは、先に漫画作品として「東京パック」に連載されたキャラクターを用いたものと思われます。今回、この漫画を原作とした「仮想復元版」アニメーションを制作して特別上映します。
 映像制作&アニメーション:モリシタトヨミ、高田苑実
 実写パート演出/制作:ファンキー☆西田

【学芸員による展示解説】

■日時:9月6日(土)15:00~

【会場について】

川崎市市民ミュージアム アートギャラリー3
神奈川県川崎市中原区等々力1-2
http://www.kawasaki-museum.jp
044-754-4500
月曜休館(ただし9月15日は開館)

■交通
武蔵小杉駅(東急東横線・目黒線、JR南武線・R湘南新宿ライン・横須賀線)からバスで約10分。バスは北口から【杉40】【溝05】、南口から【川33】系統をご利用下さい。詳細は、以下のサイトを参照して下さい。
http://www.kawasaki-museum.jp/access/

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